決定するのは難しい4

もう決まりだと思っていたので、完全に不意を突かれました。
さすがアベノミクス、売り手市場。(関係あのるか?)
条件の良い所があったらそっちに行っちゃう。
当然といえば当然ですが。

そうか。僕は一つ勘違いをしてた。
「選んでいる」ようで「選ばれている」のだと。

だからウチだってここが良いんだよってアピールしないといけないのだ。
(気づくの遅い)
ウチは……雰囲気がいい。
職場環境はいいよ! ぐらいしか誇れない……
(それも問題だろ)
でも、パートさんも後輩もいい職場だったって言ってたよ!
とはいえ、漠然としすぎて何のアピールにもならない。

なんて悩んでいる暇はなかった。
後輩が辞めてから、三週間は過ぎていたからだ。
課長はもう呆れ顔。
やばいぞ! やばいぞ!

これは前に面接した二人から選ぶのか?
おしかしたら、この二人ならすぐに決まるかもしれない。
でも、なにか違うと思った人であり、向こうからすればふざけんなである。
僕としてももう一度募集をかけるべきだと思いなおす。

とはいえ、1月ぐらいから募集して、数ヶ月やっと4人集まった求人。
果たして集まるのか?

季節は四月の上旬。
三月に退社した人が求人に来ているはず!
ということで再び募集をすることに。
そうして耐える事一週間。
二人の履歴書が届きました。
さすが四月マジック!(そんな名称はない)

しかも、この二人は……
明らかに今までの応募の中でもいい感じでした。