この日がやってきた!

両足が筋肉痛のまま、運動会当日を迎えました。
雨でも行えるドーム型の施設にはけっこうな人が集まっています。
僕はゆるゆると事務所の人たちがいる場所を探します。
部署単位で集まっているのです。
なんとか皆を見つけることができました。

さて、障害物リレーと三人四脚は……っと。
競技時間を調べると、障害物リレー予選が運動会開始後すぐにあるじゃないですか!
そしてさらにその30分後に三人四脚もある……
前半だけでリープの競技目白押し。
そして前半で終了〜

いやいや、嬉しいけど。嬉しいけど、今回は嬉しくない!
この体で連続して競技に挑むなんて自殺行為だろ!
そんな僕の心の叫びなど知ったこっちゃありません。
無情にあっという間にリレーの時間が来ました。

障害物リレーは運動場の半分を使って行います。
傷害は全部で四つ。
一つ目は低めのハードル。ひざ下の高さです。
その後棒くぐり。ひざぐらいの型さの棒をくぐります。
さらに進むと網があって潜ってすすみ、
先にある平均台を渡って、最後には二段ほどの跳び箱を上ってゴールというわけです。

ちなみに事務所のメンバーは
事務所の中の誰かのお子さん。
若手社員
K課長
K課長の奥さん
副部長

……だったと思います。
そして僕は四番手の走者です。

始まる前、僕はあらゆる皮算用をします。
このメンバーがトップで回ってくることはあり得ない。(酷い)
おそらく気楽にはできるだろう。
しかし、全力疾走できない筋力に加え、昨日の練習で筋肉痛ときている。

最初のハードルは……まぁ、越えられるだろ。
二つ目の棒くぐりもしゃがむだけでしょ。
網潜りは……全身使いそうだから曲者だ。
平均段は……渡るだけだし何とかなるだろう。
問題は最後の跳び箱だ。飛んでいけるのだろうか……でもみんなは飛ばずに上を歩くみたいだし……だったら意外と行けるのではないか?
やはり一番の問題は走れない事だ。なんとか順位を落とさず回って帰りたいものだ……

順番を待つ間、結構みんなは和気あいあいと順番を待っています。
和気あいあいとしている暇はねえっ!
こっちは生きるか死ぬかの戦いなんだ!(お前だけだろ)
K課長なんか気軽に僕へ雑談を始めました。僕はもちろん上の空で話なんか聞いちゃいません。(酷い)
転びませんように、走れますように、そして無事帰ってきますように。
俺、この競技終わったら、車でゆっくり休みんだ……
死亡フラグ。っていうか、すぐに三人四脚がある)

なんて思っている間にピストルが鳴り、競技がスタートしました。
もうやるの? 早いよ! せめて筋肉痛が治ってから!(いつだよ)

順調に我がチームは下位を走っています。
いいぞ!じゅんちょうだ!
万が一勝ったら決勝だもんな、そんなの無理〜!

そして順番はどんどん僕に近づいてきて、最後から三番目ぐらいの順位で僕にバトンタッチされました。
たすきを渡されいざ出順じゃ!

……次回に続く、(まだ引っ張るの?)