続きものって……いいですよね。(いいのかよ)

6月の話。(くどい)
「続・最後から二番目の恋」の最終回を見終わりました。

いや〜、やっぱり面白かった。
続編ってやっぱり1期とくらべてパワーダウンしたなぁなんて言われたりしますが、良くも悪くも1期とは方向性が違うテーマの運びに僕としては満足でした。

映画でもパート2は、たし算によくなりますよね。
新しいキャラクターを入れて、パート1の関係に新しい刺激を与えるみたいな。
今回も同じようにやっぱり新しいキャラクターが登場し、主人公の男女の関係に刺激や気づきを与える存在になりました。

しかし。1期が好きな人ほど、新しい登場人物に馴染めなかった人も多いはず。
僕も少しそんな傾向がありました。
だけど、最終回を見終わった時に、僕は勘違いをしてた部分があったことに気付きました。
それはさっきも書きましたが、書いているテーマが変わっていたことです。
1期は恋模様というより、50代前後になっていく、人生の折り返しが終わって後半戦が始まっていたことに気付かされて、どうしたらいいんだろうっていう迷いが多く描かれていた気がします。

2期の場合は同じ大人になることが描かれているのですが、第一期である程度結論が描かれているために第二期ではより個別的案件に特化していって行った気がします。
1期ではあくまでもサブ的な扱いだった恋愛についてです。

変な書き方になってしまいますが、1期がキスで終わるラブコメだとしたら、2期はそれからを描いている……(違う気がする。たとえが悪い)

でも、僕の感覚としては2期もラブコメだと思ってたら、先の部分まで見せられた、みたいな気持ちになったのです。

さらに1期で僕が特に好きだと言っていた主人公の二人の掛け合いですが、

第一期は二人の掛け合い
第二期は二人の語り合い
だったような気がする。

これも、1期では二人がある程度分かり合うまでの工程を描いていたのにたいして、2期では分かり合った後なのでこうなるんだろうなという感じです。

最初は当然「思ってたんと違う!」状態でした。
だけど、途中からはその違いがようやく理解できて、二人の語り合いが深まっていく過程を楽しめるようになっていました。
なんか微笑ましく見守るような感じです。

言い方が恥ずかしいのですが、1期は恋、2期は愛(恋愛だけに限らず)だった気がします。
……確実に進化している。

なんかね、2期を見終わったら、北の国からみたいに時々スペシャルでやりながら、最後から二番目の恋の面々の人生を見ていたいなぁっていう気持ちになりました。
1期ではここまで思わなかったんですけどね。単に長く見たせいで情がわいただけかもしれないけどね。

終わってみれば、やっぱり最後から二番目の恋でした。
最後の二人のやりとり(酔っぱらってからの行動も)を見てたら、自然に涙ぐんでました。
幸せになって欲しいなぁって気持ちと、終わらないでほしいなぁっていう気持ちです。

やっぱりこのシリーズは面白い。
特別なことは確かに起きない、実験的な事だってしてない、淡々と日常を描くことがほとんど。
だけど、いや、だからこそ、小手先じゃない力強さを感じました。

……うん。面白かった。
恋う話が一番強いんだよなぁ。