いつ始まる?

無事、予約を入れたリープ。土曜日に歯医者へ行く事になりました。
いつも前を通って出勤してたとはいえ、初めて入る建物。やはり緊張する。
人 見 知 り の 血 が 騒 ぐ !
(騒ぐなよ)

別にこれに限らず、いつも前を通っているけど、入ったことないお店って誰にでもあるでしょ? あれですよ、アレ。(無理やり共感を得ようとしている)
心の中で躊躇をすること数十秒、意を決しえて中に入ります。
病院内はできて間もないせいか、すごく綺麗でした。いつもの僕なら避けちゃうレベル。(場違いな気がする)
中に入ってしまえば、もう行くしかない。受付の女性ももうこっちを見て挨拶してるし、逃げられない!(逃げるつもりだったのか)

受け付けの人に何とか話しかけ、問診表みたいなのを書くように言われる。
……歯医者でこんなことした記憶がない。(したかもしれないが忘れた)
痛いところはないけど、確実に虫歯だらけだと思われるので、全体的に見てもらうことにした。

問診表を書いた後、しばらくすると名前を呼ばれて診察台へと向かいます。
ドアを開けて治療をする部屋に入ると、これまた綺麗な作り。なんでこんなに天井が高いの?とかガラス張りの中に中庭があるとか。歯医者ってこんなのだったけ?っていう感じがしました。
……久しぶりに歯医者にかかるので、いつの間にか進歩したのかもしれない。と言い聞かせる。

診察台に行き、椅子に座るんだろうなと思ってたら、ベッドみたいな感じの一体型。
なにからなにまで調子が狂う。靴のまま座っていいのかな?って思ってたら、歯科助手の人にそのままでどうぞと言われる。
きっと同じような感想を持った人がいたんだろうなぁ、と思いつつ診察台に座ります。
ライトはいつも通りの感じだわ。なんか少し安心。

少しして、先生が現れる。さぁ、治療が始まるのか……痛くしないでね。なんて思っていると、診察は始まらない。
「リープさん、今日は1,2時間かかるかもしれないけどよろしいですか?」
と聞かれる。そ、そんなに僕の状況は良くないのか!
……っていうか、まだ口の中を見てもらってないし。最初だから色々準備があるんだろうと勝手に想像し、了承すると、

代わりに備え付けの液晶ディスプレイが出てきて、治療の方針についての説明が始まりました。
っていうか、ディスプレイが付いてたのか!……歯医者ってこんなのだったけ?
今の歯医者はこんなものなのかもしれない、と思いつつ説明を聞きます。

スライドを見せてもらいながら、先生が説明を続けます。ふむふむと聞くリープ。
どうやら厚生労働省が定めた歯の治療ガイドラインのようなものがあるらしく、それに沿って行うという話でした。
それだとやはり最初は治療の前に検査とか口内環境を整えるところから始めるようです。他には虫歯菌の説明とか、唾液についての説明もありました。

5分ぐらいで終るのかなって思ってたら、次々とスライドが変わっていきます。
……何枚あるんだろう。と思っていると、先生が「ここまででなにか質問はありますか?」といわれたのですが、歩カーンと聞いていたので特に浮かばず、「それじゃあ……」というので、あっ、終わりなんだ。と思ってたら、歯科助手の人に交代して、さらに詳しい説明が始まりました。

きっと説明は2,30分はあったと思います。
治療台に座ってる意味を問いたくなるぐらいの時間が過ぎました。
これは完全に講義です。歯についての講義です。
今までの歯医者さんだったら、すぐに診察が始まっていたような気がします。
すぐ実践、みたいな。
でも今回はまず概要から説明がはいり、理屈から教えようというのです。
治療だけでなく……歯の事を良く知るために教育されている!と思いました。

講義終盤……あれ? リープは何しにきたんだっけ?
っていう気持ちになったのは言うまでもありません。
そして明日へさらに続く!